もっとも美しい言葉の本『日々の風景』

日々の風景 [ 野呂希一 ]
『日々の風景』を開く。
空が、海が、山が、野が、朝日が、夕日が、月が、緑が、青が、赤が・・・
この日本の全てが輝き始める。
セピア色の世界から1677万色True Colorの世界へと誘われたかのように。

きどったところのない、なにげない一冊。
この国に現れる日々の風景、その風景を捉えた言霊をただただ紹介した本。

たかが一つの言葉。
されど幾世を経て変わらぬ趣をたたえてきたからこそ、言葉という結晶になった一つの景色。

意識に留まるものには名前がある。
そんな当たり前のことを再確認させられる。
そしてあらゆるものに目を向け慈しんできた日本人の繊細な感性に驚かされる。